Each day is Valentine's Day

アマチュアトランペット吹きによる、日常やお気に入りCD、吹奏楽などについて徒然なるままに…

カナディアン・ブラス 結成50周年ツアー in出雲

 なかなか仕事が忙しく、毎日ブログを書くことができていません。

 

ひと段落したので、今日こそカナディアン・ブラスの演奏会について書こうと思います!

 

先日1月25日(土)カナディアン・ブラスの演奏会へ行ってきました。2012年の福山公演以来のカナディアン・ブラスということもあってか、当日までとても長く感じました。
開演が14:00だったのですが、先日の記事でも書いた通り、出雲そばの発する引力に吸い寄せられ、オープニングの曲を聞き逃してしまいました、、、

 

一応、プログラムにある曲は全曲聴くことができました。

 

『カナディアン・ブラス 結成50周年ツアー in出雲』

  ~カナディアン・ブラスについて~

カナディアン・ブラス(Canadian Brass)は1970年に、ジーン・ワッツ(tb)、デイレンバック(tub)、スチュワート・ラトン、ロナルド・ロム(tp)、グレアム・ペイジ(hr)によって結成された金管5重奏団です。カナディアン・ブラスと言えば、世界で最も有名なブラスアンサンブルの1つで、世界のほぼすべての有名コンサートホールで演奏しています。また、130タイトルにも及ぶCDアルバムは累計200万枚以上の売上を達成し、600曲近い新しい金管5重奏作品の誕生に貢献してきました。

~現在のカナディアン・ブラスのメンバーについて~

結成当時のメンバーはデイレンバックだけになってしまいましたが、色あせることなく輝き続けているブラスアンサンブルだと思っています。そんなメンバーを簡単に紹介しようと思います。

~ブランドン・ライデナワー(tp)~

20歳の時に最年少メンバーとしてカナディアン・ブラスに加わっており、一度退団するも、グループの発展に大きく貢献しました。5歳のときピアニストである父リッチ・ライデナワーからピアノを学び、のちにジュリアード音楽院でマーク・グールドとレイモンド・メイズに師事し音楽学士を取得します。国際トランペットギルド、アメリカンコンポーザーズフォーラムなど多数のコンクールで優勝。その後、ジェームス・テイラーヨーヨー・マウィントン・マルサリスジョン・ウィリアムズニューヨーク・フィル・ハーモニック、ワシントン・ナショナル交響楽団ロサンジェルス・フィルハーモニックなどと共演を果たします。2019年より、前任のクリス・コレッティに変わり復帰しています。

~ケイレブ・ハドソン(tp)~

2012年ジュリアード音楽院卒業と同時にカナディアン・ブラスに加わる。ケンタッキー州レキシントン出身。ニューヨークタイムズ紙が「鮮やかな様式美」と賞賛した、リンカーンセンター室内管弦楽団とのブランデンブルク協奏曲の共演で完璧に演奏し、ソロデビューを果たします。アメリカのナショナル・トランペット・コンペティションでは度々優勝を果たします。熱狂的なバロック音楽のプレイヤーでもあります。 24金メッキのBachトランペットを使用しています。

~ジェフ・ネルセン~

カナダのアルバータ州生まれ。ウィニペグ交響楽団モントリオール交響楽団奏者を経て、現在はインディアナ大学ジェイコブズ音楽学校の教授に任命されています。2000年から2005年、そして2007年から2010年にかけてカナディアン・ブラスのメンバーでした。前任のバーナード・スカリーに代わり2018年より復帰しています。各界著名人の講演をネット配信するTEDxにおいてネルセンが行った「恐れなき演奏」は大きな反響を呼び、演奏家のほか教師、アスリート、ビジネスマン向けの教育訓練にも取り組んでいます。

~アキレス・リアルマコプーロス~

イエール大学、カーティス、サンフランシスコ各音楽院、故郷ギリシャアテネのフィリッポス・ナカス音楽院の学位を持っています。その後、ギリシャ放送交響楽団の首席トロンボーン奏者となります。18歳で、パサディナ・ショーケースハウスインストゥルメンタルコンクールに優勝したほか、クリスチャン・リンドバーグ国際コンクールなどで入賞を果たします。2011年、ピアソラをフューチャーした初のソロアルバムでナクソスからデビューし、現在は、ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて副教授をつとめています。24金メッキのBach 42Bトロンボーンを使用しています。

~チャック・デーレンバック~

1945年、ウィスコンシン州ラインライダーに生まれます。 デーレンバック家は4世代にわたる音楽家の家系で、二人の姉と同様、合唱・吹奏楽・オーケストラを父に学びます。高校時代からイーストマン音楽学校に学び、学士号・修士号に続き25歳の時に博士号を取得。その後、伝説的なチューバ奏者であるアーノルド・ジェイコブスに師事します。1970年のグループ結成当時から残る唯一のメンバーになります。カナディアン・ブラスに豊かな音楽性とイマジネーション、ユーモアをもたらし、世界ツアー、130を越えるレコーディングといったすべての革新的な活動において重要な役割を担ってきたカナディアン・ブラスの軸であることは間違いありません。彼の金メッキ&カーボンベルのテューバの存在は、バロックからジャズにいたるカナディアン・ブラスの膨大なレパートリーのまさに基盤といえます。

~プログラム~

S.シャイト:戦いのガイヤルド

A.ヴィヴァルディ:四季~冬~

J.S.バッハトッカータとフーガニ短調 BWV565

ダニーボーイ(ロンドンデリーの歌)

ビートルズ・オン・ブラス

=休憩=

W.A.モーツァルトトルコ行進曲

J.ブラームス:11のコラール前奏曲Op.122~第10曲

D.ロングストレス:ライトナウ

S.バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11

ディキシーランド・トリビュート

=アンコール=

ヴェニスの謝肉祭の変奏曲

チューバ・タイガー・ラグ

 

どの曲もよく、特に戦いのガイヤルドは聞いていて楽しくなる演奏でした。アンコールのヴェニスの謝肉祭はケイレブがメインで吹いており、音のきれいさ、添わせ方などまねできないがとても勉強になりました。チューバ・タイガー・ラグは、チャック・デイレンバックが75歳とは思えないパフォーマンスでチューバをくるくる回していました(笑)

 

~終演後~

グッズ購入者に対してのサイン会がありました。

彼女はペニーレインがお気に入りとのことで、LEGENDSを購入。

 

Canadian Brass: Legends by Canadian Brass (2008-05-13)

Canadian Brass: Legends by Canadian Brass (2008-05-13)

  • アーティスト:Canadian Brass
  • 出版社/メーカー: Opening Day Records
  • メディア: CD
 

 

 サインもいただいていました。

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もうCD持ってるしなぁ、サインの為だけに買うのもなぁ...。と思っていると販売のおじさんから、「実は新商品があるんですよ、、、」と渡されたのが、なんと、、、

 

 

靴下(笑)

 

 

しっかり購入してサイン会に臨みました(笑)

靴下にサインしてもらうのもなぁと思い、持参していた楽譜(カナディアンブラスのハレルヤ)にサインしていただくことに。

 

サインの列の最後がチャック・デイレンバックだったのですが、彼が最後のサインを書いた後、スコア表紙を見て、

「good choice」「you're trumpet player eh?」(←多分こんなことを言ってた??)

と声をかけていただき、突然のことでびっくりして、

「い、いえす。」

と答えると、手を差し伸べてくれて握手をした後、親指を立てて

「good luck」

と言ってくれました。

 

もうかっこよくて、ハレルヤもロナルド・ロム(↓髭が立派なおじさん)の時代のMVをyoutubeで見ていたこともあり、演奏以上に感動した瞬間でした。

 

このころのチャック、若すぎる...。

 

カナディアン・ブラスとはファンとして相性がいいのか、前回の福山公演の際は、ピッコロトランペットのケースにサインをもらおうと楽器を持って行ったところ、ケイレブ・ハドソンが通訳越しに「開けてもいい?」と言い、「吹いても?」とサイン会場で私のピッコロトランペットでペニーレインのソロを吹いたのです。「これは何ってメーカー?僕のと交換しない?」と言われ、初のカナディアン・ブラスで、あこがれのケイレブに話してもらえてることがうれしすぎて頭がいっぱいになっているのを今でも思い出して幸せな気分になります。

 

そんなこんなで、聞きに行ってからブログに書くまで時間がかかりましたが、最高の演奏会でした。

 

それではまた、いつの日か。


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