出雲へGO!
先日、出雲までドライブに行ってきました。目的は今年結成50周年を迎える『カナディアンブラス』の演奏会に行くということでした。
出雲までは約3時間。道中は彼女がずっと見たいと言っていた、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(原作:遠藤周作)を見ながらのドライブでした。
私は卒業論文のテーマで、歴史としてではなく1つの宗教としてのカクレキリシタン信仰について研究していたこともあり、『沈黙』は何度も読んでおり、とても好きな作品です。日本人にとっての宗教感などがうまくあらわされていると思っています。
この映画で1つ残念なのは、大学の研究の際、実際に隠れキリシタンの方々が祈りをしているシーンの映像を見たことがあったのですが、映画では迫害などに焦点が当たり、隠れキリシタンの日常風景についての焦点が少なかったことでした。
映像とはいえ、私が初めて本当に信仰している姿を見た時に、口を開けずにもごもご唱えて何を言っているかわからず、隠し変容していった宗教に対して、得体のしれない怖さを感じたのを今でも覚えており、これが命を懸けて隠すということか。と感じました。その怖さ、リアルさといったものが欲しかったなぁと思います。
そんな映画を見終わった彼女は完全にブルーな気分になっていました(笑)。
少し、脱線してしまいましたが、そんなこんなで出雲に到着。
まずはご飯でもということで、リサーチしていた『献上そば羽根屋本店』へ。
献上そばの由来は以下の通り。
昭和4年10月 梨本宮守正王殿下 並びに 賀陽宮恒憲王殿下の御食膳に供す
昭和33年11月19日 秩父宮勢津子妃殿下の御食膳に供す
昭和40年5月11日 天皇 皇后両陛下の御食膳に供す
昭和57年10月15日 皇太子殿下 美智子妃殿下の御食膳に供す
私が食べたのは、『釜あげそば』。出雲独特の食べ方とのことで、釜から直接あげたそばに、だしをかけていただきました。
彼女は、『割子そば』を注文。これも出雲独特とのこと。割子というのは重ねられた容器のことで、薬味とだし汁をかけていただきました。
先日、松江のクライアントさんに教えていただき、今回はちゃんと注文できたのですが、割子のことを「わりこ」と読んでいる方はいらっしゃいませんか?私は「わりこ」と読んでいました…。
正しくは「わりご」ですので、ご注意くださいね。
お昼時で混んでいたこともあり、席に着いたのが13時30分。14時開演のカナディアンブラスはどうやっても間に合わない。ということで1曲目はあきらめ、せっかくの出雲そばなので急がず、しっかり味わってお店を後にしました。
思ったより長くなったのでカナディアンブラスの演奏会に関しての記事はまた明日にしようと思います。
明日、書けるかな…。
それではまた、いつの日か。
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