初詣
先日、初詣ということで『防府天満宮』に行ってきました。
防府天満宮は、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮に並ぶ、日本三大天神の一つになります。
やはり、学問の神様である、菅原道真を祀っていることもあり、このシーズン、たくさんの絵馬がありました。
あまり褒められた行為ではないというのは承知ですが、みんなが書いた絵馬をついつい見てしまいます。特にこのシーズンは受験に向けて、「〇〇大学合格!」といった絵馬を見ると、自分の受験期を思い出して、うまくいきますように!って見ず知らずの合格を願ったりしてしまいます。
そんなみんなの合格祈願(絵馬ののぞき見)をしている中、奥のほうから
「あ、落ちた!えーうまく結べん!え?あ!また落ちた!」
という声が...。天満宮まで来て、絵馬を落とす...これほど演技の悪いことはない気もしましたが、その彼の絵馬を落としたとは思えない、元気ではつらつとした声に、「神様もフフッと笑って志望校に向けて力を貸してくれるんじゃないかな」と感じました。
帰りがけに『天神餅』というのを食べたのですが、写真を撮っておらず、残念。
とってもおいしかったです。
ぼくもそうなのですが、おみくじを引いたときに「大吉」や「吉」で一喜一憂していませんか?元来、神様は詩歌によって人間の運勢を告げるといわれていて、実は「大吉」や「吉」が大事なのではなく、上のほうに書いてある和歌や漢詩が大事なのです。
~今回のおみくじに書いてあった詩歌~
照り続く 日かげなやみし 小山田に
うれしくそそぐ 夕立の雨
(枯れ果てた田の苗も夕立雨に遭って、再び生き返り秋の収穫も心配に及ばず安心できる運なれども、何事も正直にして他人を恨まず、仕事大事と励みなさい)
私は一昨年に彼女と別れ、そのことで悩んでいたこともあったのですが、昨年末に大切な人と巡り合うことが出来ました。今大切に思える彼女こそ夕立雨なのかな、と隣で天神餅を食べている彼女の姿を見て感じました。
それではまた、いつの日か。
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