Each day is Valentine's Day

アマチュアトランペット吹きによる、日常やお気に入りCD、吹奏楽などについて徒然なるままに…

カナディアン・ブラス 結成50周年ツアー in出雲

 なかなか仕事が忙しく、毎日ブログを書くことができていません。

 

ひと段落したので、今日こそカナディアン・ブラスの演奏会について書こうと思います!

 

先日1月25日(土)カナディアン・ブラスの演奏会へ行ってきました。2012年の福山公演以来のカナディアン・ブラスということもあってか、当日までとても長く感じました。
開演が14:00だったのですが、先日の記事でも書いた通り、出雲そばの発する引力に吸い寄せられ、オープニングの曲を聞き逃してしまいました、、、

 

一応、プログラムにある曲は全曲聴くことができました。

 

『カナディアン・ブラス 結成50周年ツアー in出雲』

  ~カナディアン・ブラスについて~

カナディアン・ブラス(Canadian Brass)は1970年に、ジーン・ワッツ(tb)、デイレンバック(tub)、スチュワート・ラトン、ロナルド・ロム(tp)、グレアム・ペイジ(hr)によって結成された金管5重奏団です。カナディアン・ブラスと言えば、世界で最も有名なブラスアンサンブルの1つで、世界のほぼすべての有名コンサートホールで演奏しています。また、130タイトルにも及ぶCDアルバムは累計200万枚以上の売上を達成し、600曲近い新しい金管5重奏作品の誕生に貢献してきました。

~現在のカナディアン・ブラスのメンバーについて~

結成当時のメンバーはデイレンバックだけになってしまいましたが、色あせることなく輝き続けているブラスアンサンブルだと思っています。そんなメンバーを簡単に紹介しようと思います。

~ブランドン・ライデナワー(tp)~

20歳の時に最年少メンバーとしてカナディアン・ブラスに加わっており、一度退団するも、グループの発展に大きく貢献しました。5歳のときピアニストである父リッチ・ライデナワーからピアノを学び、のちにジュリアード音楽院でマーク・グールドとレイモンド・メイズに師事し音楽学士を取得します。国際トランペットギルド、アメリカンコンポーザーズフォーラムなど多数のコンクールで優勝。その後、ジェームス・テイラーヨーヨー・マウィントン・マルサリスジョン・ウィリアムズニューヨーク・フィル・ハーモニック、ワシントン・ナショナル交響楽団ロサンジェルス・フィルハーモニックなどと共演を果たします。2019年より、前任のクリス・コレッティに変わり復帰しています。

~ケイレブ・ハドソン(tp)~

2012年ジュリアード音楽院卒業と同時にカナディアン・ブラスに加わる。ケンタッキー州レキシントン出身。ニューヨークタイムズ紙が「鮮やかな様式美」と賞賛した、リンカーンセンター室内管弦楽団とのブランデンブルク協奏曲の共演で完璧に演奏し、ソロデビューを果たします。アメリカのナショナル・トランペット・コンペティションでは度々優勝を果たします。熱狂的なバロック音楽のプレイヤーでもあります。 24金メッキのBachトランペットを使用しています。

~ジェフ・ネルセン~

カナダのアルバータ州生まれ。ウィニペグ交響楽団モントリオール交響楽団奏者を経て、現在はインディアナ大学ジェイコブズ音楽学校の教授に任命されています。2000年から2005年、そして2007年から2010年にかけてカナディアン・ブラスのメンバーでした。前任のバーナード・スカリーに代わり2018年より復帰しています。各界著名人の講演をネット配信するTEDxにおいてネルセンが行った「恐れなき演奏」は大きな反響を呼び、演奏家のほか教師、アスリート、ビジネスマン向けの教育訓練にも取り組んでいます。

~アキレス・リアルマコプーロス~

イエール大学、カーティス、サンフランシスコ各音楽院、故郷ギリシャアテネのフィリッポス・ナカス音楽院の学位を持っています。その後、ギリシャ放送交響楽団の首席トロンボーン奏者となります。18歳で、パサディナ・ショーケースハウスインストゥルメンタルコンクールに優勝したほか、クリスチャン・リンドバーグ国際コンクールなどで入賞を果たします。2011年、ピアソラをフューチャーした初のソロアルバムでナクソスからデビューし、現在は、ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて副教授をつとめています。24金メッキのBach 42Bトロンボーンを使用しています。

~チャック・デーレンバック~

1945年、ウィスコンシン州ラインライダーに生まれます。 デーレンバック家は4世代にわたる音楽家の家系で、二人の姉と同様、合唱・吹奏楽・オーケストラを父に学びます。高校時代からイーストマン音楽学校に学び、学士号・修士号に続き25歳の時に博士号を取得。その後、伝説的なチューバ奏者であるアーノルド・ジェイコブスに師事します。1970年のグループ結成当時から残る唯一のメンバーになります。カナディアン・ブラスに豊かな音楽性とイマジネーション、ユーモアをもたらし、世界ツアー、130を越えるレコーディングといったすべての革新的な活動において重要な役割を担ってきたカナディアン・ブラスの軸であることは間違いありません。彼の金メッキ&カーボンベルのテューバの存在は、バロックからジャズにいたるカナディアン・ブラスの膨大なレパートリーのまさに基盤といえます。

~プログラム~

S.シャイト:戦いのガイヤルド

A.ヴィヴァルディ:四季~冬~

J.S.バッハトッカータとフーガニ短調 BWV565

ダニーボーイ(ロンドンデリーの歌)

ビートルズ・オン・ブラス

=休憩=

W.A.モーツァルトトルコ行進曲

J.ブラームス:11のコラール前奏曲Op.122~第10曲

D.ロングストレス:ライトナウ

S.バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11

ディキシーランド・トリビュート

=アンコール=

ヴェニスの謝肉祭の変奏曲

チューバ・タイガー・ラグ

 

どの曲もよく、特に戦いのガイヤルドは聞いていて楽しくなる演奏でした。アンコールのヴェニスの謝肉祭はケイレブがメインで吹いており、音のきれいさ、添わせ方などまねできないがとても勉強になりました。チューバ・タイガー・ラグは、チャック・デイレンバックが75歳とは思えないパフォーマンスでチューバをくるくる回していました(笑)

 

~終演後~

グッズ購入者に対してのサイン会がありました。

彼女はペニーレインがお気に入りとのことで、LEGENDSを購入。

 

Canadian Brass: Legends by Canadian Brass (2008-05-13)

Canadian Brass: Legends by Canadian Brass (2008-05-13)

  • アーティスト:Canadian Brass
  • 出版社/メーカー: Opening Day Records
  • メディア: CD
 

 

 サインもいただいていました。

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もうCD持ってるしなぁ、サインの為だけに買うのもなぁ...。と思っていると販売のおじさんから、「実は新商品があるんですよ、、、」と渡されたのが、なんと、、、

 

 

靴下(笑)

 

 

しっかり購入してサイン会に臨みました(笑)

靴下にサインしてもらうのもなぁと思い、持参していた楽譜(カナディアンブラスのハレルヤ)にサインしていただくことに。

 

サインの列の最後がチャック・デイレンバックだったのですが、彼が最後のサインを書いた後、スコア表紙を見て、

「good choice」「you're trumpet player eh?」(←多分こんなことを言ってた??)

と声をかけていただき、突然のことでびっくりして、

「い、いえす。」

と答えると、手を差し伸べてくれて握手をした後、親指を立てて

「good luck」

と言ってくれました。

 

もうかっこよくて、ハレルヤもロナルド・ロム(↓髭が立派なおじさん)の時代のMVをyoutubeで見ていたこともあり、演奏以上に感動した瞬間でした。

 

このころのチャック、若すぎる...。

 

カナディアン・ブラスとはファンとして相性がいいのか、前回の福山公演の際は、ピッコロトランペットのケースにサインをもらおうと楽器を持って行ったところ、ケイレブ・ハドソンが通訳越しに「開けてもいい?」と言い、「吹いても?」とサイン会場で私のピッコロトランペットでペニーレインのソロを吹いたのです。「これは何ってメーカー?僕のと交換しない?」と言われ、初のカナディアン・ブラスで、あこがれのケイレブに話してもらえてることがうれしすぎて頭がいっぱいになっているのを今でも思い出して幸せな気分になります。

 

そんなこんなで、聞きに行ってからブログに書くまで時間がかかりましたが、最高の演奏会でした。

 

それではまた、いつの日か。


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出雲へGO!

先日、出雲までドライブに行ってきました。目的は今年結成50周年を迎える『カナディアンブラス』の演奏会に行くということでした。

 

出雲までは約3時間。道中は彼女がずっと見たいと言っていた、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(原作:遠藤周作)を見ながらのドライブでした。

 

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2017年公開。 I pray but I am lost. Am I just praying to silence? 


私は卒業論文のテーマで、歴史としてではなく1つの宗教としてのカクレキリシタン信仰について研究していたこともあり、『沈黙』は何度も読んでおり、とても好きな作品です。日本人にとっての宗教感などがうまくあらわされていると思っています。

この映画で1つ残念なのは、大学の研究の際、実際に隠れキリシタンの方々が祈りをしているシーンの映像を見たことがあったのですが、映画では迫害などに焦点が当たり、隠れキリシタンの日常風景についての焦点が少なかったことでした。

映像とはいえ、私が初めて本当に信仰している姿を見た時に、口を開けずにもごもご唱えて何を言っているかわからず、隠し変容していった宗教に対して、得体のしれない怖さを感じたのを今でも覚えており、これが命を懸けて隠すということか。と感じました。その怖さ、リアルさといったものが欲しかったなぁと思います。

 

そんな映画を見終わった彼女は完全にブルーな気分になっていました(笑)。

 

 

 

少し、脱線してしまいましたが、そんなこんなで出雲に到着。

 まずはご飯でもということで、リサーチしていた『献上そば羽根屋本店』へ。

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 献上そば羽根屋本店。江戸時代末期創業とのこと。


献上そばの由来は以下の通り。

明治40年5月27日 大正天皇東宮の御時 御食膳に供す

昭和4年10月 梨本宮守正王殿下 並びに 賀陽宮恒憲王殿下の御食膳に供す

昭和13年4月 東久邇宮聡子妃殿下の御食膳に供す

昭和33年11月19日 秩父宮勢津子妃殿下の御食膳に供す

昭和40年5月11日 天皇 皇后両陛下の御食膳に供す

昭和57年10月15日 皇太子殿下 美智子妃殿下の御食膳に供す

 

 

私が食べたのは、『釜あげそば』。出雲独特の食べ方とのことで、釜から直接あげたそばに、だしをかけていただきました。

 

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釜あげそば 800円也。

 

彼女は、『割子そば』を注文。これも出雲独特とのこと。割子というのは重ねられた容器のことで、薬味とだし汁をかけていただきました。

 

先日、松江のクライアントさんに教えていただき、今回はちゃんと注文できたのですが、割子のことを「わりこ」と読んでいる方はいらっしゃいませんか?私は「わりこ」と読んでいました…。

正しくは「わりご」ですので、ご注意くださいね。

 

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割子そば 840円也。

お昼時で混んでいたこともあり、席に着いたのが13時30分。14時開演のカナディアンブラスはどうやっても間に合わない。ということで1曲目はあきらめ、せっかくの出雲そばなので急がず、しっかり味わってお店を後にしました。

 

 

 

思ったより長くなったのでカナディアンブラスの演奏会に関しての記事はまた明日にしようと思います。

 

 

明日、書けるかな…。

 

 

 

それではまた、いつの日か。

 

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フルーツサワー

今日は華の金曜日!ということで、私が仕事帰りや、0次会、2次会以降などで寄らせていただいている、お店を紹介したいと思います。

 

今日紹介するのは、『Sour stand mix』(以後mixと表記します)という、本格的なフルーツサワーのお店です。昨年5月に現在の住所に移転されました。(現在の店舗情報は記事の最後に記載しています。)

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移転後の店舗。ガラス張りで入りやすい雰囲気です。

mixの一番の特徴としては、店主が目利きした旬のフルーツを贅沢に使っている、というところだと思います。また、ショーケースには色とりどりの旬のフルーツが並び、目移りするほどです。

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メニュー。季節によっては、一部違うメニューになります。

マスターの人柄もすごくよく、店内の空気感、雰囲気を調整していただけるので、初めての方でもとても居心地の良いお店だと思います。また、サワーでなくノンアルコールでつくることもできますし、季節のフルーツ(好きなフルーツを選べます!)を使った、『しめぱふぇ』という悪魔的においしいパフェもありますので、お酒が苦手な方でも気軽に入りやすい雰囲気です。

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桃の『しめぱふぇ』。悪魔的...。 悪魔的すぎるおいしさ....。

 


それでは、『Sour stand mix』ヘビーユーザーの私による、おすすめドリンクベスト5をご紹介したいと思います。(旬な果物を仕入れているので、そのシーズンでないと頂けないものが多いです。一応いつ頃飲んだか書いてますので参考までに)

 

1位 いちごDX(12月くらいだったかと)

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いちご1パックを贅沢に使っています。圧倒的、インスタ映え

2位 ピオーネ(8月くらいかな)

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とてもとてもおいしい。飲みながら、果物を食べるスタイルです。

3位 バナナ(いつでもあります)

 ※あまり写真にとってもいまいちパッとしてないので今まで撮っておらず、写真がありませんでした。バナナはオールシーズンあるメニューなので、近日中に写真を撮って更新します。

 

4位 白桃(初夏のころだったような・・・)

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前店舗での写真。これもおいしいです。丸々1つ使っています。

5位 メロンクリームサワー(7月末ごろ?)

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ちゃんとメロンを使った、大人のメロンクリームソーダです。かわいい。

番外編 ゆかり 

移転前店舗で私を含めた数人が頼んでいた裏メニュー。ウォッカベースにふりかけの「ゆかり」をいれただけのシンプルなものでした。移転とともにふりかけを店に置かなくなり、裏メニューとしてもなくなりました…。残念。

 

 

  

毎回、旬のフルーツが違って飲めるドリンクも変わるので、次が楽しくなる、そんなお店なのでお気軽に行ってみてください。テイクアウトも対応していただけます!

 

 

それではまた、いつの日か。

 

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『Sour stand mix』

広島県広島市中区流川町5-10

Open 18:00~翌3:00

Last oder 翌2:30

日曜日定休日(月曜日祝日の場合、日曜日営業

 

『 THE ANTIPHONAL MUSIC OF GABRIELI (ガブリエリの饗宴) 』

今日は、『THE ANTIPHONAL MUSIC OF GABRIELI(ガブリエリの饗宴)』の紹介をしようと思います。

 

『THE ANTIPHONAL MUSIC OF GABRIELI(ガブリエリの饗宴)』

 

Antiphonal Music of Gabrieli

Antiphonal Music of Gabrieli

 

 

このCDはもはや説明するまでもありませんが、金管奏者なら必ず持っていなければならない1枚です。

 

特に私の好きなシカゴ交響楽団が参加しており、シカゴ交響楽団黄金期を支えたアドルフ・ハーセスや、ツィコビッツパターンで有名なヴィンセント・ツィコビッツ、ホルンはクレヴェンジャー、トロンボーンはジェイ・フリードマン、チューバはアーノルド・ジェイコブスと、シカゴ交響楽団金管王国時代の猛者たちが参加している録音なのです。 

 

また、このCDに付属しているライナーノーツが優秀で、曲ごとに誰がどのパートを、どの位置で吹いているかということまで記されていて、とても興味深いです。

 

『THE ANTIPHONAL MUSIC OF GABRIELI(ガブリエリの饗宴)』

 

・〜録音参加団体〜

このCDは、アメリカを代表する3つのオーケストラである、クリーヴランド管弦楽団フィラデルフィア管弦楽団シカゴ交響楽団の首席金管奏者たちが参加しています。

・〜参加メンバー〜

ここでは、各団体の録音参加者、楽器について触れていきます。

・〜クリーヴランド管弦楽団

 1st trp  バーナード・アデルステイン(Bernard Adelstein)

 2nd trp トーマス・ウォールウェンダー(Thomas Wohlwender)

 hr         マイロン・ブルーム(Myron Bloom)

 trb        ロバート・ボイド(Robert Boyd)

 tub       ロナルド・ビショップ(Ronald Bishop)

・〜フィラデルフィア管弦楽団

 1st trp  ギルバート・ジョンソン(Gilbert Johnson)

 2nd trp セイモア・ローゼンフィールド(Seymour Rosenfeld)

 hr         メイソン・ジョーンズ(Mason Jones)

 1st trb  ヘンリー・チャールズ・スミス(Henry Charles Smith)

 2nd trb タイロン・ブレウニンガー(Tyrone Breuninger)

 euph    ディー・スチュワート(M.Dee Stewart)

 tub       エイブ・トルチンスキー(Abe Torchinsky)

・〜シカゴ交響楽団

 1st trp   アドルフ・ハーセス(Adolph Herseth)

 2nd trp  ヴィンセント・ツィコビッツ(Vincent Cichowicz)

 hr          デール・クレヴェンジャー(Dale Clevenger)

 1st trb   ジェイ・フリードマン(Jay Friedman)

 2nd trb フランク・クリサフリ(Frank Crisafulli)

 euph    グレン・ドッドソン(Glenn Dodson)

 tub       アーノルド・ジェイコブス(Arnold Jacobs)

・〜全日本アンサンブルコンテスト演奏団体数〜

ガブリエリ作品は、とても取り組みやすく、また奥が深いのでとても学ぶべきところが多いと感じています。おまけですが、以下はガブリエリ作品の全国大会出場ランキングです。※6位以下は演奏団体が2団体程だったので人気の5位までを紹介します。

 

1位 Sonata pian e forte (ピアノとフォルテのソナタ)

      演奏団体数:27団体   このCDの9曲目に収録されています。

 

2位 Canzon primi toni (第1旋法による8声のカンツォン)

      演奏団体数:26団体   このCDの10曲目に収録されています。

3位 Canzon septimi toni no.2 (第7旋法による8声のカンツォン第2番)

      演奏団体数:25団体   このCDの1曲目に収録されています。

4位 Canzon septimi toni no.1 (第12旋法による8声のカンツォン第1番)

      演奏団体数:14団体   このCDの11曲目に収録されています。

5位 Canzon duodecimi toni (第12旋法による8声のカンツォン)

      演奏団体数:8団体   このCDの2曲目に収録されています。

 

 

 

 

このCDは全32曲集録されているのですが、12曲目までが3つのオーケストラの首席奏者によるアンサンブルで、13曲目からはボストン交響楽団のブラスアンサンブルが収録されており、ボストン交響楽団といえば、あのアルマンド・ギターラ(Armand Ghitalla)の音も聞くことができます。(ボストン交響楽団の1stトランペットの席は彼の栄誉をたたえて、ギターラシートとも呼ばれています。)ちなみに、ギターラは新たなトランペットの開発にも意欲があり、ヤマハの3番管にロータリーがついたピッコロトランペットは、このギターラのアイデアから生まれています。

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一番手前がギターラ。ギターラの使ってる楽器は彼オリジナルの楽器という記事を見たことがあります。確かにどの調の楽器なんでしょうか...

 この写真には、私の大好きなトランペット奏者の一人である、ロルフ・スメドヴィック(エンパイア・ブラスのメンバーで、写真奥から2人目)も写っており、とても大好きな写真です。

 

 

ガブリエリ作品を演奏する方はヨーロッパ団体の演奏だけでなく、ぜひこのアメリサウンドの歯切れ、レスポンスの良いガブリエリを聞いてみてはいかがでしょうか。ヨーロッパ系にはない、とても重厚なガブリエリを体感していただけるかと思います。

 

演奏メンバーを書くことに頑張りすぎたので、今日はここまでにしたいと思います。

 

 

それではまた、いつの日か。

 

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初詣

先日、初詣ということで『防府天満宮』に行ってきました。

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防府天満宮 鳥居

防府天満宮は、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮に並ぶ、日本三大天神の一つになります。

天神とは、天満大自在天神のことで、菅原道真を祀っています。

 

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やはり、学問の神様である、菅原道真を祀っていることもあり、このシーズン、たくさんの絵馬がありました。

 

あまり褒められた行為ではないというのは承知ですが、みんなが書いた絵馬をついつい見てしまいます。特にこのシーズンは受験に向けて、「〇〇大学合格!」といった絵馬を見ると、自分の受験期を思い出して、うまくいきますように!って見ず知らずの合格を願ったりしてしまいます。

 

そんなみんなの合格祈願(絵馬ののぞき見)をしている中、奥のほうから

 

 

 

「あ、落ちた!えーうまく結べん!え?あ!また落ちた!」

 

 

 

という声が...。天満宮まで来て、絵馬を落とす...これほど演技の悪いことはない気もしましたが、その彼の絵馬を落としたとは思えない、元気ではつらつとした声に、「神様もフフッと笑って志望校に向けて力を貸してくれるんじゃないかな」と感じました。

 

 

 

帰りがけに『天神餅』というのを食べたのですが、写真を撮っておらず、残念。

とってもおいしかったです。

 

 

ぼくもそうなのですが、おみくじを引いたときに「大吉」や「吉」で一喜一憂していませんか?元来、神様は詩歌によって人間の運勢を告げるといわれていて、実は「大吉」や「吉」が大事なのではなく、上のほうに書いてある和歌や漢詩が大事なのです。

 

 

~今回のおみくじに書いてあった詩歌~

照り続く   日かげなやみし  小山田に

  うれしくそそぐ  夕立の雨

(枯れ果てた田の苗も夕立雨に遭って、再び生き返り秋の収穫も心配に及ばず安心できる運なれども、何事も正直にして他人を恨まず、仕事大事と励みなさい)

 

私は一昨年に彼女と別れ、そのことで悩んでいたこともあったのですが、昨年末に大切な人と巡り合うことが出来ました。今大切に思える彼女こそ夕立雨なのかな、と隣で天神餅を食べている彼女の姿を見て感じました。

 

 

 

それではまた、いつの日か。

 

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『エヴァルト:金管五重奏曲 全集』

ブログ開設から早くも3ヶ月、所属している吹奏楽団体の練習が忙しくなったりした為、全く記事を書く気が起きませんでした。

 

今日は、ふと、机の上にCDを置きっ放しだったので、今日こそ書かねば!というきもちでこのCDについて書いてみようと思います。

 

エヴァルト:金管五重奏曲 全集』

Sounds of St. Petersburg [Import]

Sounds of St. Petersburg [Import]

このCDは金管五重奏曲の第1番を演奏する機会があったので参考にと手に入れました。 

 

エヴァルト:金管五重奏曲 全集』

 

エヴァルトの紹介〜

1860年生まれのサンクトペテルブルク(ロシアのバルト海沿い)出身で、12歳頃から同市の音楽院にてコルネットを習い始めます。また、同じ頃に、チェロ、ホルンなども手がけたそうです。当時のサンクトペテルブルク(ロシア帝国の首都)には、我らがトランペット奏者必携の『アーバン金管教則本』でおなじみのジャン・バティスト・アルバン(1825〜1905)が毎年のように演奏会で訪れた記録もあり、少年エヴァルトが金管楽器に対する情熱を募らせたろうことはいうまでもありません。そして驚くことに彼は本職が音楽家ではなく、技師だったのです。当時のロシアでは本職の傍、音楽家をする人も多く、有名な人でいうと、海軍軍人であったリムスキー・コルサコフ、化学者ボロディン、近衛士官のムソルグスキーなどがいます。エヴァルトは、教師として工業学校に勤め、晩年では工業学校校長に任命されました。

 

金管五重奏曲について〜

エヴァルトの金管五重奏曲ですが、あまり激しくなく、極寒のロシアということもあり、広いリビングや客間の暖炉の前で演奏しているような情景が4曲通して浮かんできます。

金管五重奏曲 第1番』

一番有名な楽章で、作曲年は不明ですが、初出版は1912年と記録が残っています。当初の編成は、コルネット×2、アルトホルン、テナーホルン、チューバという編成でした。ちなみに低音部をバリトンとチューバにさらに分けた6重奏バージョンもあり、『金管合奏のための交響曲(Symphony or Brass Choir)』という題名のものもあります。ちなみに僕が演奏したのはこの6重奏バージョンのものでした。

金管五重奏曲 第2番』、『金管五重奏曲 第3番』

この2曲は長い間存在が知られていませんでした。この2曲を広める鍵となったのは、サンクトペテルブルクに研鑽できていた、ノルウェーのホルン奏者であるヴェクレでした。彼がサンクトペテルブルクから持ち出し、その後親交のあったエンパイア・ブラスの手に渡り、彼らの卓越したアンサンブルによって1970年に初録音されました。この2曲も詳しいことがわかっておらず、次の4楽章までの間に書かれただろうという推測しかできません。

金管五重奏曲 第4番』

この曲は実は彼の書いた『弦楽四重奏曲』の編曲で、この原曲は1983年に行われた室内楽コンクールで入賞した彼の出世作ともいわれるものです。(審査員はチャイコフスキーリムスキー・コルサコフなど錚々たるメンバー)この編曲は、エヴァルトの編曲といった証拠がないのですが、初演時にチューバ奏者としてエヴァルトが参加しているという記録を見ると彼の編曲であった可能性が高いと思われます。本当にエヴァルトはコルネットからホルン、チューバまで、一通りの金管楽器ができていたようで、羨ましい限りです。

 

〜最後に演奏団体について〜

演奏は「ストックホルム・チェンバーブラス」という1985年にスウェーデンで結成されたアンサンブルグループです。結成当時は「フラカッソ金管五重奏団」という名前だったそうです。

受賞歴としては、1988年にフランスのナルボンヌで行われた国際室内楽フェスティバルでの優勝を脚がけに、ヨーロッパ各地で活動しています。

・メンバー

トランペット:ウルバン・アグナス(Urban Agnas)

       Monette C Trumpet MC-61 / Monette Mouthpiece C'3 

トランペット:ヨアキム・アグナス(Joakim Agnas)

       Monette C Trumpet MC-61 / Monette Mouthpiece C-3

ホルン   :アンナ・アヘルソン(Anna Axelsson)

       Alexander 200 Ascending Horn / Stork(Orval Model) Mouthpiece

トロンボーン:ヨナス・ビルンド(Jonas Bylund)

       Conn 88H Trombone / Bach 4G Mouthpiece

チューバ  :レナルト・ノルド(Lennart Nord)

       Hirsbrunner F-Tuba / Yamaha Model 66 Mouthpiece

 

 

記事がいきなり長くなりましたが、ぜひ聞いてみてください。

皆さんのご感想も教えていただけると嬉しいです。

 

それではまた、いつの日か。

 

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はじめまして。

 

ながらーーーーーーく、ブログやってみようかなぁと思いつつ早数年・・・・・。

 

 

 

今日から自分もブロガーに!

 

 

 

 

中学、高校、大学、社会人とずっとトランペットを吹いているので、お気に入りのCDの紹介だったり普段の日常とか、ゆるぅぅぅぅぅく書いていければと思うので、お暇な時にふらっと遊びに来てください。

 

 

それではまた、いつの日か。

 

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